動きや技の選択肢を
増やしてあげたい。
F・Kあさかライジング
「全員がオールラウンドプレーヤーに」と、伊藤コーチは額に汗を浮かべ爽やかに答えてくれた。チームの指導方針には、ずっとバスケを続けて欲しいとの願いが込められている。
「小学生のうちは、まんべんなく基本の動きやバスケテクニックを伝える時だと思っています。今のうちに引き出しを多くし、中学・高校に進んだ時にこそ、自分の得意な動きや好きなポジションを選んで欲しい」と、子どもたちの将来を見据えている。
練習の様子は、3人のコーチと子どもが一緒に同じメニューをこなすスタイル。コーチたちがシュートの見本を示す。子どもたちは、憧れの眼差しでコーチの華麗な動きを真似る。時間を追うごとに、様々なスタイルのシュートが繰り広げられていく。左右どちらからも打てるように体の使い方のバランスも相当意識しているという。
「優勝大会は6年最後の大きな大会なので、身長を活かしたゴール下のシュートを決めて、全員で県大会に行きたい」と、主将は大会の意気込みを語ってくれた。子どもたちは伝授されたどの技を選択するのだろうか? 大会では失敗をおそれず、いろんな動きと技に挑戦して欲しい。