バスケを通して
自立の芽が生まれる。
富田BRバスケットボール少年団(女子)
富田フェニックスバスケットボール少年団(男子)
中学で勝てるチームをめざし、小学生からバスケを体験させたいと、少年団が設立された。現在は、男女チームそれぞれが独立し活動している。
取材日は、他チームとの交流・技術向上・健全育成を目的とした定期リーグ戦を明日に控え、練習に励んでいた。6年生は引退試合になる。
主将2人に、1年間をふり返ってもらった。「はじめの頃は、みんながふざけてまとまらなかった」と、2人は口を揃える。だが、女子主将は、県中選抜に選ばれ、心技体の向上とともに、メンバーからの信頼も得られるようになった。男子主将は、「県中予選、試合後半にチームがまとまらず、数点差で負けた悔しい試合があった。しかし、それをきっかけにようやくチームがまとまった。その時が一番嬉しかった」と、チームの変化に喜んだ。
練習後半、選手たちはポジション取りの最終確認をする。選手同士で意見を交わす場面が何度も見られた。
翌日のリーグ戦、最終結果。女子は優勝。男子は準優勝と、どちらも有終の美を飾った。最高の形で新チームにバトンを渡した6年生。バスケを通して、自立へのヒントも得た事だろう。中学校での活躍も楽しみである。