チームとしての
集大成をめざす。
大島ミニバスケットボールスポーツ少年団
6年生にとって、最後の大きな大会。優勝大会に向けて選手たちは真剣だった。たっぷりと時間をかけて基本ステップとダッシュをする。相当キツいのだろう。息づかいが荒くなる。選手たちはボールに触れる前から汗だくだ。
しかし、パス回しの練習に入ると選手の動きは更に機敏になる。攻守を入れ替えながら、ディフェンスのリバウンドとポジショニング、オフェンスの動きを確認し合っていた。
プレーで求められる能力の一つが「視野を広くし、周りのことを考える力」だと、小野川コーチは語る。特にキャプテンは、その能力がチームの中で飛び抜けていると言う。常に周りの動きを見て、時には鋭く、時には優しく。ドライブする選手に合わせて、パスを出す。すると、おもしろいようにシュートに繋がっていく。
キャプテンを中心に攻撃パターンが出来上がる。しかし、キャプテンは決して自分の力を過信してはいない。「苦しい時、励ましてくれる全員が頼りになります」と語る。
厳しい練習を重ねるごとに、チームの結束が強まってきた。チームとしての集大成を最後の大会に発揮して欲しい。