自立そして、
社会とのつながりを求めて。
郡山レインボーズ
福島Dreams
学業・仕事がおろそかになったら、練習に参加できないという厳しい条件もとで、郡山レインボーズの生徒たちは男女一緒に、練習に励んでいる。
知的障がい者のためのバスケクラブである。中学生から社会人まで幅広い年齢層で構成されている。県代表として、練習の場にする者から楽しみながら汗をかく者など練習の目的は人それぞれである。障害の程度も人それぞれ。動作が遅れ気味な生徒は、周りの生徒から声をかけてもらい、動きを覚えていく。元気なかけ声が体育館に響く。
同じ体育館で、福島Dreamsも練習をしている。精神障がい者を対象にしたバスケクラブである。知的障がい者のバスケクラブが県内各地で、活発に活動しているのに対し、精神障がい者向けのクラブは、県内でまだ、このチームだけ。
代表を務め、精神保健福祉士でもある安藤俊輔さんは、「精神障がい者の方は、まだまだ活動の場が少ないのが現状です。郡山レインボーズ初め市内施設や病院などの繋がりからたくさんの方やボランティアの方が参加し、活躍の場を作ろうとしています。少しでもやってみたい方、ご参加ください!」相互理解の一歩は出会いから。メンバーはひとりでも多くの仲間を待っている。