頑張る、やり切る
頑張り続ける空手道。
全日本空手道連盟糸東会
郡山日和田支部明向館
かつて、中学校の校長先生を務められ、福島大学の空手部監督としても活躍された師範で館長の中束稔さん。定年退職後も空手を通して、地域貢献と子どもたちの健全育成をめざしたいと、明向館を立ち上げた。14年目になる。
現在は、準師範で副館長でもある中束仁さんが主に実技指導を担っている。
仁さんの娘でもあり、4年生女子児童は、組手競技で、4年連続全日本少年少女空手道選手権大会に出場を果たしている。形競技では、小学5年生の女子児童が県代表として、全国糸東会空手道選手権大会に出場している。
「空手の技を身に付けるのには長い時間と、忍耐が必要なのです」と、仁さんは語る。
稽古は、時間をかけた同じ動作の繰り返しが続く。筋持久力をつけるための苦しい練習も多くある。
「決して、空手は甘いスポーツではありません」と仁さんは断言した。
それでも、「頑張る事、やり切る事は、とてもかっこいいですよ。空手を通して一緒に頑張ってみませんか?」と、新しい仲間の入門は、大歓迎だ。
この日、ちょうど新しい帯が道場に届いた。新しい色の帯を手にした子どもたちの顔が笑顔に満ちていた。