障害者と健常者の
 垣根をなくしたい。

あぶくまレインボウ陸上クラブ

あぶくまレインボウ陸上クラブ

障害のある生徒たちのために、体を動かす場所を提供したいという想いから、3月に「あぶくまレインボウ陸上クラブ」が設立された。萌世高校の体育教諭橋本奈美恵先生の指導のもと、生徒の健康管理や卒業後の状況を聞いたり、年齢が異なる生徒が集まるので様々な情報を交換したり、先輩から後輩への助言の場、陸上の練習の場にもなっている。

雨の中、生徒たちの練習が始まった。準備運動をし、みんなで重いハードルを出し、ドリルや腿上げ運動に挑戦していた。後片付けを済ませると、他校生の200メートル走に飛び入りで合流した。橋本先生の声かけで、他校生も彼らを受け入れてくれる。スムーズなやりとりは、陸上に精通した橋本先生の成せる技でもある。「障害者と健常者が当たり前に同じ場所で過ごす社会をめざしたい」と、橋本先生は強い想いを抱いている。そのために、障害者と健常者の架け橋としての役割も担っているのだ。

身体的障害のある方は、対応が不十分のため、相談が必要となるが、基本的に障害の有無、年齢に関係なく誰でも入れるクラブである。
人と人が普通に接することが究極の目標であり、人とのつながりが、生徒たちの表情を明るくする。心身共に健康な活動がこのクラブにはあった。

あぶくまレインボウ陸上クラブ 森永乳業

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