全集中。阿吽の呼吸に満足することはない。

田中 佳祐 田中 優祐 中林 奏太朗 帆刈 万皓

田中 佳祐 田中 優祐 中林 奏太朗 帆刈 万皓

瞬きは0.15秒。普段100分の1秒は意識しないが彼らは追求する。
今年の県中体連、2着を8秒以上離し全国標準を突破したメドレーチームが彼らだ。フリーでも県を制したが昨年は違った。同メンバーで挑んだ昨年フリーは5位、メドレーは8位と悔しい結果。成長は2泳平泳ぎの田中優祐選手。「体がしぼれ身長も伸びたから」と謙虚に語ったがひたすら泳いだ結果だ。「皆も記録は縮めてるけど劇的ではない」と言うバタフライの中林選手。

ではなぜ彼らは全国大会出場を掴む程強かったか、それは0.04秒という彼らの記録にある。前泳者が壁に触れ次泳者がスタート台を離れるまでの引継ぎタイム。国内平均で0.15秒~全日本のトップチームでも速くて0.08秒。彼らはその引継ぎ練習を繰り返し行っていた。

2泳の田中選手の兄で1泳の佳祐選手は「信頼感があります。次は弟だしこのメンバーは長年やってきたので」。そうこのメンバーは小学生の頃から同じスイミングスクールに通うチーム、3度行う引継ぎを阿吽のタイミングで入水していく。「安定感ですね。大会はやりきったし楽しめました」。帆刈選手がアンカーらしく締めてくれた。

3年生の佳祐選手と帆刈選手は進学後インターハイをめざし、2年生の優祐選手と中林選手は新チームを引っ張ると意気込んだ。それぞれの夢に向かい突き進め!

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