チームワークをいかし
総合力で勝負する。
郡山第五中学校
水泳部
「個人ではなくみんなで戦う」というチームスタイルが伝統の郡山第五中学校水泳部。スイミングクラブに通う部員も多いが、学校での活動はほぼ毎日、持久力やフォームなどの基礎に加え、リレーの引き継ぎなどの練習に力を入れている。「プールで泳げない冬場も、陸上での体力づくりやミーティングを欠かさず、チームの結束を高めるようにしています」と顧問教諭は話す。
「チーム力が強み」というとおり、今夏の県大会では、女子はフリーリレー、フリーメドレーでそれぞれ優勝、男子はフリーリレーで3位に入賞。この結果、女子は総合優勝、男子は総合準優勝を果たした。とりわけ女子は4年連続で総合優勝しており、高いレベルを誇る。個人種目では、女子は個人メドレーや平泳ぎ、男子は背泳ぎやバタフライが好成績だ。
女子・男子とも東北大会に進出したが、県大会では標準記録を突破できず、今年度は全国への切符は逃した。「昨年度までは全国大会に3年連続で出場していただけに残念。これからは結束力をいままで以上に、そして一人ひとりの泳力の向上もめざしていきたい」。
明るく笑い声が絶えない練習風景。楽しみながら力を伸ばす部員たちの姿に、全国大会出場への期待が高まる。