へこんだときもあるけれど、
 支えてくれる人たちがいるから強くなれた。

小林華南

小林華南

小林華南さんが水泳を始めたのは5歳のとき。4つ上のお姉さんがスイミングスクールに通っているのを見て、自分も泳いでみたいと思ったことがきっかけだったという。

「やってみたら楽しくて楽しくて。チームメイトは男の子ばかりで、女子は私一人だけだったんですね。成長期で記録が伸びる男子に負けないように練習していたら、勝てるようになったんです。それがうれしくて、さらに練習して、力がついていったんじゃないかな」と話す小林さん。

小学4年生のときに、バタフライ・自由形で県大会優勝。同年のジュニアオリンピックで入賞を果たすなど、好成績を残した。
勝ち気な小林さんだが、もちろんへこんだこともある。「大きな結果を出せたせいか、その後に気が緩んでしまったんですね。それをコーチや親から指摘されて続ける自信がなくなったことがありました」。でも、それだけ応援してくれているということなのだと気づいて、気持ちを切り替えることができたという。

当面めざすは次のジュニアオリンピック。将来の目標はオリンピック選手になることだ。そしてもうひとつ、将来の夢がある。「助産師さんになること。お母さんが看護師だから」とはにかんだ。

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