第30回東北中学校体育大会
第34回東北中学校男子駅伝競走大会
共に郡山からのぞんだ
東北中学校駅伝競走大会。
10月31日あづま総合運動公園で行われた東北中学校駅伝競走大会。郡山から市大会、県大会を勝ち抜いた守山中と郡山五中の二校が出場し、東北各県の代表22チーム中守山中が4位、郡山五中が8位という好成績を収めた。仲間のために、応援してくれたみんなのために襷を繋いだ18.06㎞のレースとこれまでの道のりを振り返る。
守山中学校
絆を胸に強い気持ちで走り抜いた。
8月28日開成山公園で行われた市大会。守山中は昨年に続き優勝。二連覇を果たす。昨年11位に終わった悔しさを胸に臨んだ県大会では5位に食い込み、東北大会出場の切符を掴んだ。守山中では体力作り運動として毎朝100人もの生徒たちが約3㎞走をする。そこで実力をつけた子どもたちを中心に6月から本格的に特設駅伝部としての活動が始まった。「今年は3年生メンバーで走る、と強い気持ちで練習してきた生徒たちでした。学校の周囲は坂道、アスファルト、砂利道など走力をつけるいろいろな状況が揃っていて良い練習ができました」と顧問の鈴木拓朗先生は振り返った。それぞれの適正をみて目標タイムを設定した練習を重ね、東北大会には、1区矢吹博昭(野球部)、2区濱津太一(バスケ部)、3区栁沼大輝(ソフトテニス部)、4区大石悠人(バスケ部)、5区石森勇翔(サッカー部)、6区仁井田倭(野球部)の全員3年生メンバーで臨んだ。東北各県の強豪と競り合い結果は4位。県大会以上の成績を残した。「最後は笑って終わりたかった。東北大会でチームベストが出て良かった」と濱津主将。部員全員の笑顔には激戦を勝ち抜いた自信があふれていた。
郡山第五中学校
チームワークの良さが成長を支えてくれた。
市大会で2位となり、県大会は10年連続出場で4位という好成績を残し16年ぶりの東北大会出場を決めた郡山五中。今年は例年より早く3月から総勢40名で特設駅伝部としての活動を始め、朝と放課後の練習の他に逢瀬川河川敷での記録会などで力をつけてきた。東北大会は1区菅野裕二郎(バスケ部)、2区有馬健太(クラブサッカー)、3区岡田幸人(硬式テニス部)、4区國分虎次郎(野球部)、5区笠井拓海(陸上部)、6区角田滉明(バスケ部)で臨み8位という成績を収めた。顧問の小池清志先生は「県大会後に怪我やタイムの停滞がありレベルをあげる練習ができず苦しみましたが、選手は力を余すことなく出し切ってくれました。他の部員も選手やチームのために尽力してくれ、チームワークの良さがチームの成長を支えてくれたのだと生徒たちに感謝したいと思います」と話した。笠井主将は「みんなの意識が高く主将としてとてもやりやすかったです。一番の思い出は辛かった練習をみんなで乗り越えてきたことです」と話してくれた。「また走りたいです!」と話した部員たちの顔は晴れ晴れとしていた。これからの新たな目標に向かってまた走り続けることだろう。