刺激し合い、ともに目指そう。
増子 建宣・増子 知希
全国の舞台は高かった。氷上の冷たさに反し彼らの闘争心は燃えてる。
特設スケート部でスピードスケートに打ち込む増子知希選手と増子建宣選手は従兄弟同士。ともに小学生から本格的に競技を始め練習は磐梯熱海のリンクで郡山スピードスケートクラブに参加している。
耳慣れないと思うがバッジテストというウィンタースポーツでよく使われる技能検定がありスピードスケートでは種目とそのタイムによって与えられる級によって、それにより出場可能な大会が決まる。
彼らは揃ってC級、ほとんどの全国大会の出場基準となる為、より速い選手達と競いあうこととなる。
それでも彼らは前向きだ、知希選手には兄が、建宣選手には兄と姉皆スケートをしていてその影響で始めたが、今では自身の記録を追い求める。
熱海中学校では特設のため夏場は別の部活だがそこでも貪欲だ。知希選手は卓球部、フットワークが足腰の強化に繋がり、野球部の建宣選手は走り込みなど役に立つと言う。
彼らはB級として全国で競いたいと昇級を目指し切磋琢磨する日々だ。