楽しそうに走る
イキイキとした子たち。
特定非営利活動法人 ぴぃかぁぶぅ
体操教室
はじめのいっぽ。「スポーツを始めてみたい」「運動の苦手意識を克服したい」そんなスタートの時は不安が多い。他の子みたいに上手くできるか、理解してもらえるのか。支援の必要な子もそうでない子もそんな最初の一歩を踏み出せるような優しい場所に伺いました。
外遊びが減った。震災後急激に言われているが子どもたちが気兼ねなく遊べる場所はそれ以前から減っている。週に1度だけでも1時間だけでもこの体操教室に参加する事は意味がある。ジャンプしたり身体を低くしてくぐったり腕の力で進んだり基礎体力を高め体幹が鍛えられ健康的だ。
幼児、1・2年生の低学年と3年生から6年生のクラス分けをしてそれぞれに見合ったプログラムにしている。学校体育で苦手にしている縄跳びや鉄棒、跳び箱などを教えて、出来ない子が出来るようになったという嬉しいこともある。サッカーよりも取り組みやすく無理なく続けられる環境だが、鬼ごっこをして全力で走る子たちはしっかり汗をかくほどだ。
そんな環境は家族にもメリットがあるようだ。1時間の活動に家族が送迎し、その時間近くで見て待つことができる。子どもたちも安心する以上に家族は子どもの成長を毎回実感できるはずだ。「お母さんたちが色々な子育ての話をできる場所でもあるんです」吉田さんはこのことが続けられるポイントでもあると言う。
学童保育として放課後支援を通じ可能性や自信を大きく育むことは、発達のスピードに関係なく子どもたち誰しもが必要な時間であり場所であると強く感じた。