剣道で学ぶ。

安積剣道スポーツ少年団

安積剣道スポーツ少年団

安積剣スポは、一人ひとりの剣士の良さや個性を尊重し、剣道で心技体を学べる少年団である。剣道歴55年の安達彰廣先生をはじめ、総勢10名の先生方が名を連ねる。安達先生は「剣道は、一本一本を全力で打つ事が大切です。そして、稽古や試合を通じて、自分に気づく事もできる競技です」と語る。

稽古が始まる。小学6年生の男子主将が大きな声を出し、全員に準備運動の指示を出す。彼は実力に加え、今年からは、チームをまとめる力も求められるようになった。主将という大役にまだ、戸惑いを感じているが、率先して動きのお手本になるなど、自分なりの主将像を模索している。次に、中学生たちが本番を想定した技の稽古に入った。一本打った後のつなぎの動きまで意識する稽古である。男女共に全中出場という高い目標をめざしているため、体育館は、緊迫した空気に包まれる。3年生は最後の大会、勝負に向けた稽古に余念がない。

どの剣士も「今、自分が何をすべきなのか」を常に考えている。40年以上続く歴史と伝統が自然にそのような思考にさせるそうだ。恵まれた環境のもと、この日も、剣士たちは自分と向き合い、成長への一歩を歩んでいた。

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