心身を鍛え
自分に自身を持てる子どもに。
日本空手道神居塾
少年初級クラス
「誰にでもできる空手」を掲げる日本空手道神居塾。少年初級クラスでは3歳からの子どもを対象としている。塾長の栗田昭宏さんは、「スポーツが苦手、学校になじめないといった子どもたちに、空手を通して自信をつけていってほしい」と言う。「実際に、いじめにあっていたり内向的な性格だったりした子どもが、仲間とともに成長し、自分を出せるようになっていく。そういう姿を見るのはうれしい」。
神居塾で指導するのはフルコンタクト空手という、顔以外の身体に直接技を仕掛ける空手だ。基本、移動、型、組手といった稽古内容を、道場生のやる気を引き出すよう毎回工夫して行なっている。稽古中は、子どもたちの表情に気合いがみなぎる。とりわけ、ヘッドガードやサポーターをつけての組手稽古は真剣そのものだ。
道場生には小学生未満の子や女子も多く、ジュニア・ユース空手道選手権で優勝を果たした女子の道場生もいる。「才能や性格に関係なく、子どもの可能性を引き上げていきたい。そして目標を高く、あきらめない強い心を育てたい」と熱く語る栗田さん。見学や体験入門もできるので、一度道場の雰囲気に触れてみてほしい。