古豪復活にむけ
 今日も稽古に熱が入る。

行健中学校柔道部

行健中学校
柔道部

郡山市立行健中学校柔道部といえば県内有数の古豪として有名だが、一時、思うような成績を残せない時期もあった。しかし昨年の県大会では団体で3位、今年は2位となり東北大会にも出場。そして個人では全国3位に入賞する部員を出すなど、近年は強さを取り戻しつつある。

先輩たちの背中を追いかける部員は1、2年生の男女合わせて10名。毎日体育館2階の稽古場で基礎となる受け身や組み手など、練習に気合が入る。

部員たちの練習に熱い視線を送る顧問の先生は「練習は技や駆け引きなどを身につけるだけではなく、やる気や取り組む姿勢、他人を思いやる気持ちを育てるのが目的。それが柔道の強さにつながっていく。そしてそれぞれの個性を見極め、取り組みやすい環境を作ること」と、技術的なことよりも人間づくりの指導方針を説く。

2年生の新部長は「自分たちの代は弱いと言われたくない。負けたくないという気持ちを強く持って、一生懸命、稽古に励んで先輩たちの成績を超えたい」と意気込む。

優しさと強さを兼ね備えた部員たちが、柔道を通してひと回りもふた回りも大きく成長する姿に期待したい。

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