野球の上達は自立から。
郡山リトルシニア
「なせば成る為さねばならぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり」硬式野球チームの郡山リトルシニアはこの言葉を心に日々練習に励んでいる。
社会に出る準備を野球を通して指導している。ユニフォームを洗う、食器を洗う、使ったトイレは綺麗にする。自分のことは自分でやる。つまり自立できる子どもを育てていると指導者は話す。野球ばかりでなく、一日1回机に向かって勉強することも大切だ。そうした教えを受けた子どもたちが新たな目標に向かっている姿を見せに来てくれるのも楽しみの一つだ。12月には10人の中学3年生がチームを巣立っていった。全員高校野球の道に進む予定だ。一回り成長した姿を見せに来る日はそう遠くないだろう。
新チームのキャプテンは「2年生の背中を見て1年生がついてくるように自分たちが行動を示すことで引っ張っていきたい」と抱負を話してくれた。その言葉どおり練習中の声出し、キビキビとした行動はしっかりと後輩のお手本になっている。その中でも時折見せる野球を楽しむ子どもたちの笑顔が印象的だ。
郡山リトルシニアのこれからの活躍に期待したい。